RSS|archives|admin

マックスウェーバーの予言

2005.02.27 Sun
20050227-max.jpg
テクニカルアプローチ、マンテル、ムーブマンといった前川建築のキーワードには、建築創造行為は単なる造形的興味からくる絵空事造りではないとする意識の方向性が見えてくる。建築における自己主張、モニュメンタリティやファッション化を否定し、環境に人間の視座でたたずむさりげなさからは、建築の根本である想像力の奥底に人間の歴史を見据える眼差しが感じ取れる。最後に晩年の前川が現代日本を危惧して頻繁に引用したウェーバーの言葉を紹介したいと思う。「資本主義社会がこのまま進めば、社会は精神のない専門家と趣味の悪い市民の大群によって占められてしまうだろう」まるで昨年のベネチアビエンナーレ建築展の日本館のテーマのようです。

Category:architecture | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |