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PAPER JAWS

2005.12.30 Fri
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ホホジロザメはエンブレムにしてしまうくらい自分にとって思い入れのあるいきものだ。だからそれがモチーフとなっているものや写真、映像に自然と吸い寄せられる。横浜トリエンナーレのメイン会場には沢山の現代アート作品がひしめき合っていて、はじめはなかなか落着いて見ることができなかった。なのでガイド内容もなかなか頭に入ってこない。そんなとき目にした nari wardの“牛乳パック製ホホジロザメ”は作品のコンセプトうんぬんよりもホホジロザメをモチーフにしていただけに嬉しくなってしまうものだった。しかも実物大だから紙でも迫力がある。 恐竜時代から食物連鎖の頂点に君臨している地球上でもっとも進化した捕食動物であるホホジロザメと消費社会の廃品(牛乳パック)とのコントラストに不思議とユーモアが感じられて、近付きがたい存在を近付きやすいものに見事に変換している。この「AIR JAWS」ならぬ「PAPER JAWS」に会場に来たたくさんの人たちが“噛み付かれている”のを見ていると、何か御利益のあるアートに見えてくる。

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